「防災士を取りたい!」と決心したあなたへ。
会場ってどんな雰囲気?男女比は?年齢層は?方向音痴だから、ちゃんとたどり着けるかな……。そんな不安、ありませんか?
私は2025年7月、東京都・九段下の会場で防災士講習(2日間)を受講しました。
この記事では、講習内容そのものではなく、「会場の様子」「お昼事情」「持ち物」など、受講前に気になるポイントをまとめています。これから受ける方の不安が、少しでも軽くなればうれしいです。
アクセス
九段下の会場ってこんなところ
名称:防災士研修センター〈九段下研修ルーム〉
住所:東京都千代田区九段南1-5-5 九段サウスサイドスクエア 9F
電車:東京メトロ東西線・半蔵門線・都営新宿線「九段下駅」6番出口から徒歩約1分
駅からのアクセス
新宿駅での乗り換えには少し戸惑いましたが、九段下駅からは徒歩1分ほどで、とてもスムーズでした。
暑い日だったので日傘とハンディファンを用意していきましたが、出番はありませんでした。
貼り紙もしてありましたし、係の人もエレベーター前にいたのでスムーズに会場に入れました。
会場の様子
受付時間と到着の目安
私は講習1日目、8:50ごろに会場に到着しました。
受付は8:55からでしたが、すでに多くの方が中に入り、席に着いている状態。係の方が「こちら空いてますよ〜」と声をかけているくらい、全体的にみなさん早めに来ている印象でした。
2日目は「確実に座りたい席を確保しよう」と思い、8:30ごろに会場入り。それでもすでに何人か到着していていました。ちなみに席は両日とも自由でしたが、前日と同じ席に座る方が多い印象でした。
座席は自由?どこに座るのが快適?
2日とも席は完全自由席です。
最初は会場中央あたりに座ったのですが、思ったよりスクリーンが見づらく感じたため、思い切って2列目まで前に移動してみました。結果、スクリーンも見やすく、講師の表情もわかって集中しやすくなりました。
会場内にはプロジェクターが3台設置されており、全体が見渡せるよう工夫されていますが、後方の席では角度によって見えづらい場合もあります。特に視力に自信がない方や、しっかりメモを取りたい方は前方の席をおすすめします。
講師の方はマイクを使って話されていたので、後方の席でも聞き取りにくいことはないと思います。
会場の広さ・空調・机まわり
会場は、最大収容人数136名・面積は約335㎡とのこと。
この日は受講生が約140名だったそうで、満席状態でした。
2人掛けの机が並んでいます。1人のスペースは広め。テキストを広げても問題ありません。ただ、机と机の距離がやや近めで、通路スペースもあまり広くは感じませんでしたが、講義を受ける上では特に支障のないレベルでした。
空調については、冷房がしっかり効いていて快適でした。
私は普段、冷房が苦手な冷え性タイプですが、羽織りものがなくても1日なんとか過ごせる程度の涼しさでした。
机には荷物を置くスペースはありませんので、足元に置く必要があります。演習内容によっては「机の上の物を片付けてください」とアナウンスがある場面もあったため、机の上の物をサッとしまえる袋やサブバッグがあると便利です。
参加者の年齢層・男女比
参加者の年齢層は非常に幅広く、私が見た限りでは20〜30代の若い方も多く参加していました。
年齢で浮くような空気はまったくなく、「本当にいろんな人が関心を持って来てるんだな」と感じました。
男女比は、ほぼ半々。以前は男性が9割以上という時期もあったそうですが、今は女性の参加もかなり増えているようです。実際、私の周りの席にも女性の方が多かったです。
また、外国人の方の姿も見かけ、防災への関心が広がっているのを実感しました。
休憩・昼食事情
トイレの数・混雑状況
会場内の女性用トイレは2つのみで、休憩時間には列ができていました。
私は休憩の後半に行ったところ、少し並んでしまい、次の講義に数分遅れて戻ることになりました。
ただし、講習中のトイレ利用は自由との案内があったため、どうしても行きたくなった場合も、安心して席を立つことができます。
なお、他の階のトイレは使用禁止とのことだったので、トイレは基本的に同じフロアで済ませる必要があります。
講義中の休憩について
講義は1日あたり7時限ありますが、各講義の合間に10分ほどの休憩が入ります。
基本的に、午前・午後ともに定期的に休憩があるため、長時間でもそれほど負担には感じませんでした。
ただし、1日目の午前中だけは休憩がなく、お昼休憩までぶっ通しだったので要注意です。
昼休憩の過ごし方(外出OK?)
昼休憩は1日目は12:50〜13:40、2日目は11:40~12:40でした。
会場からの外出は自由です。昼食持参の方や、コンビニで購入する方など様々で、多くの方が自分の席で昼食をとりながら、配布資料を読んだり試験勉強をしたりしていました。
昼休憩の間に、会場内で防災関連のビデオ上映がありました。(1日目の場合だと13:15から)
外出して戻ってきても十分間に合うスケジュールです。
視聴は任意で、内容は試験に関わるものではなく、災害時に役立つ情報や、防災士制度の歩みなどでした。
昼休みに受講申請書を提出するタイミングもあります。休憩開始後は行列になりますが、手続き自体はスムーズで、数分で完了しました。
注意点として、会場内にはゴミ箱が設置されておらず、昼食のゴミはすべて持ち帰り制です。コンビニで購入する方は、ゴミ袋を持参しておくと安心です。
会場周辺のコンビニ情報(2025年7月時点)
ビルの1階にはミニストップがあり、昼食を購入する方の多くがここを利用していました。
レジに数人並ぶ程度で、想像していたよりスムーズに買い物できました。また、お弁当・おにぎり・パン・飲み物など、基本的なラインナップは一通り揃っており、「買えなかった」「売り切れていた」といった状況にはなりませんでした。なお、ミニストップにはイートインスペースもありました。
また、会場から徒歩2分ほどの場所には、ファミリーマートとセブンイレブンもあります。
もしミニストップが混雑していた場合や、別の品揃えを求めたい場合は、そちらを利用するのも一つの手です。
いずれも近いため、休憩時間内に十分往復可能な距離です。
ちなみに、会場に自販機はありませんでした。飲み物が欲しくなったらコンビニに買いに行く必要があります。私は水筒持参で行きましたが、途中、飲み干してしまいました。エレベーターを降りてすぐの場所にコンビニがあるのは、本当にありがたかったです。
服装・持ち物
当日の服装の注意点
服装は自由ですが、1日目には救急救命の実技があるため、「スカート」や「サンダル」は避けるよう案内されていました。実技は各自の机の前で行うため、そこまで大きな動作はありませんが、腕を前に伸ばしたり、前かがみになる場面もあるため、動きやすい服装のほうが安心です。
また、図書館や銀行みたいな寒さはありませんが、長時間エアコンのきいた室内にいるので、冷えが気になる方は、薄手の羽織りものを持っていくと安心です。
持ち物(必須)
以下は私が受講した2025年7月時点の情報です。受講案内に最新の持ち物リストが記載されているので、必ず確認してください。変更がある場合もあります。
- 筆記用具
- ボールペン(申請書や講義中のメモに)
- 鉛筆 または シャーペン(2日目の試験で必要)
- のり(証明写真を貼るのに使用。会場でも貸し出しあり。)
- 防災士教本(事前に届く教材)
- 履修確認レポートの解答シート(事前に作成して、1日目の受付時に提出。)
- 写真(申請書類用)
- 受講票・受講カード (受付で確認します。)
持って行って良かったもの
- 蛍光ペン (白黒印刷のレジュメを配られるので、重要な部分にアンダーラインを引けると便利。)
- クリアファイル (書類やレジュメをたくさん配られます。封筒に入れて配られるのですが、あると便利。)
- ふせん (大事なところのページ数の案内があったので、教本にさっと貼れて便利でした。)
- A4のエコバッグ (机の上のものをしまって下さいと言われたときに、さっと入れられたので。)
- 水筒 (長丁場なので、冷たい飲み物はあってよかったです。)
- ゴミ袋 (出たゴミを持ち帰る為。コンビニでお昼を買った時に袋も買いました。)
- 羽織りもの (持って行くのを忘れましたが、あったらよかったです。)
- リュック (持ち物ではありませんが、教本の他に配られる書類などでかなりの重さになったので)


まとめ
九段下の防災士研修センターでの講習は、アクセスの良さや設備はもちろん、年齢層・性別問わず多様な方が参加していて、安心して受講することができました。
この記事では、主に会場の様子や当日の持ち物、昼食・服装などの情報をお届けしました。
次の記事では、いよいよ講義内容や試験についてご紹介します。よろしければそちらもぜひご覧ください。
「申し込みってどうしたの?」「費用は」?「勉強って何すればいい?」そんな疑問はこちらの記事でまとめています。
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