「消火器は気になるけれど、どれを選べばいいか分からない…」お部屋に置いてもなじむデザインや、使用後の片付けがしやすいものがあれば、もっと気軽に備えられるかもしれません。
そこで今回は、見た目のかわいさと実用性のバランスが取れた「強化液タイプ」の家庭用消火器に絞ってご紹介します。(※ 粉末タイプは掃除のしにくさの問題もあり、今回は除外しています)
防災士 × 整理収納アドバイザーの視点から、見た目・使いやすさ・安心感のバランスが取れた、キッチンやリビングにぴったりの消火器を厳選しました。
インテリアに馴染む「アイボリー系消火器」
まずご紹介したいのが、どんな部屋にも自然に溶け込む白を基調としたアイボリー系。インテリアの邪魔をせず、出して置くことを前提に選べるのが魅力です。
最近では、「生活感をなくしたい」「目立たせたくない」というニーズに応える形で、各種メーカーから登場しています。
<ヤマトプロテック>YTK-1X3
インテリアになじむ、やわらかいアイボリー系カラーが特長の、家庭用消火器。
中身は中性の強化液タイプなので、使用後の掃除がラクで家具や家電にもやさしいのがポイント。
さらに、照射時間は約21秒とやや長めで、落ち着いて火を消すことができます。
| 消火薬剤 | 強化液(中性) |
| 総質量 | 約2.47kg |
| 全高×全幅(約/mm) | 374×132 |
| 放射時間 | 約21秒 |
| 放射距離 | 3~6m |
<MORITA>ニューリトルファイヤーペット VF1HA
見た目も中身もやさしい、家庭用のコンパクトな消火器。
酢酸など食品原料から作られた中性薬剤を使用しているので、人体や家具にやさしく、使用後の掃除もラクなのがポイントです。
重さは約2.2kgと軽めで、女性やシニアでも扱いやすいサイズ感。
キッチンやリビングに置いても違和感がない、アイボリーのやわらかなデザインも魅力です。
| 消火薬剤 | 強化液(中性) |
| 総質量 | 約2.2kg |
| 全高×全幅(約/mm) | 375×145 |
| 放射時間 | 約12秒 |
| 放射距離 | 4~6m |
お部屋の「アクセント」になる消火器
「せっかく置くなら、インテリアの一部として楽しみたい」
そんなこだわり派のあなたには、アクセントになるカラーデザインの消火器がおすすめ。
キッチンやリビングのワンポイントとして映えるだけでなく、“いざ”という時の備えとしても頼れる存在です。
<MORITA>キッチンアイ
先ほどご紹介したアイボリーの消火器と中身は同じです。こちらも、粉が飛び散らない強化液(中性)タイプなので、キッチンなどの室内にも安心して置けます。
キッチンアイのもう一つの特徴は、本体に描かれた鳥や家のイラスト。シンプルで温かみのあるデザインは、大人の空間にもなじみやすい落ち着いた雰囲気です。
ここからは、カラーごとの魅力をご紹介していきます。
| 消火薬剤 | 強化液(中性) |
| 総質量 | 約2.2kg |
| 全高×全幅(約/mm) | 375×145 |
| 放射時間 | 約12秒 |
| 放射距離 | 4~6m |
ルビーレッド MVF1HAR
赤系は「緊急時に視認しやすい安心感」がありますが、業務用のような真っ赤に抵抗がある方にはこちらがおすすめです。このルビーレッドは、くすみのある落ち着いた赤で、ほどよく目立ちつつお部屋のアクセントにもなります。
エメラルドグリーン MVF1HAG
観葉植物が多いお部屋には、グリーン系のカラーが自然に馴染みます。主張しすぎないトーンで、ナチュラルなインテリアに寄り添うデザインです。いかにも防災用品という見た目を避けたい方におすすめです。
<ヤマトプロテック>YAMATO SAKURA
消火器には見えない、上品で華やかな桜柄デザインが特徴の「YAMATO SAKURA」。
中身は先ほどご紹介したアイボリーの消火器と同じです。こちらも、粉が飛び散らない強化液(中性)タイプで、照射時間が長いのが特徴です。
日本らしいデザインは、桜が好きな方はもちろん、海外の方へのプレゼントや新築祝いなどにもぴったりです。
ただしこちらは、価格がやや高めで、納期も比較的遅めの傾向がありますので、購入前に確認して下さい。
| 消火薬剤 | 強化液(中性) |
| 総質量 | 約2.47kg |
| 全高×全幅(約/mm) | 374×132 |
| 放射時間 | 約21秒 |
| 放射距離 | 3~6m |
遊び心満点!「キャラクター」デザイン
<HATSUTA> クマさん ALS-1R
かわいらしいクマのイラストが印象的な、HATSUTAの住宅用消火器ALS-1R。
キャラクターデザインでお部屋にもなじみやすく、“いかにも防災グッズ”感を感じさせないのが特徴です。
お子さんのいるご家庭でも親しみやすく、「触ってはいけないもの」ではなく、“いっしょに防災を考えるきっかけ”になるアイテムとしてもおすすめです。
放射時間は家庭用消火器としては長めの約22秒で、落ち着いて消火ができます。
こちらの消火器も強化液タイプですが、先ほどの「中性強化液」とは異なり、こちらは「アルカリ性の強化液」です。後片付けのしやすさでは中性タイプの方がやや優れていますが、消火能力は十分で、実績のある処方です。
中性とアルカリ性の違いについては、後ほど詳しく解説していますので、気になる方はあわせてご覧ください。
| 消火薬剤 | 強化液(アルカリ性) |
| 総質量 | 約2.7kg |
| 全高×全幅(約/mm) | 385×135 |
| 放射時間 | 約22秒 |
| 放射距離 | 4~6m |
<HATSUTA> キティちゃん HK1-WF・HK1-WR・HK1-RD・HK1-BG
かわいらしいキティちゃんのイラストの消火器もあるんです。インテリアの一部として飾りたくなるかわいさですね。
防災グッズらしさを感じさせず、お部屋にすっとなじむのも魅力。「かわいいから置いておきたい」そんな気持ちが、防災の第一歩になります。
先ほどご紹介したくまさんの消火器と同じ仕様です。
こちらも放射時間は家庭用消火器としては長めの約22秒で、落ち着いて消火ができます。
先ほども記載しましたが、こちらの消火器は強化液タイプですが、先ほどの「中性強化液」とは異なり、こちらは「アルカリ性の強化液」です。後片付けのしやすさでは中性タイプの方がやや優れていますが、消火能力は十分で、実績のある処方です。
中性とアルカリ性の違いについては、後ほど詳しく解説していますので、気になる方はあわせてご覧ください。
| 消火薬剤 | 強化液(アルカリ性) |
| 総質量 | 約2.7kg |
| 全高×全幅(約/mm) | 385×135 |
| 放射時間 | 約22秒 |
| 放射距離 | 4~6m |
まとめ・選び方のポイント
ここまで紹介した消火器の違いや、タイプごとの特徴を整理してお伝えします。迷ったときの参考にして下さい。
紹介した消火器の比較一覧
| 商品名 | 特徴 | メーカー | 消火薬剤 | 総質量 | 全高×全幅(m) | 放射時間 | 放射距離 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| YTK-1X3 | アイボリー色 | ヤマトプロテック | 強化液(中性) | 約2.47kg | 約374×132 | 約21秒 | 3~6m |
| ニューリトルファイヤーペット VF1HA | アイボリー色 | MORITA | 強化液(中性) | 約2.2kg | 約375×145 | 約12秒 | 4~6m |
| キッチンアイ | くすみ 赤や緑 | MORITA | 強化液(中性) | 約2.2kg | 約375×145 | 約12秒 | 4~6m |
| YAMATO SAKURA | 桜の柄 | ヤマトプロテック | 強化液(中性) | 約2.47kg | 約374×132 | 約21秒 | 3~6m |
| ALS-1R | くまさん | HATSUTA | 強化液(アルカリ性) | 約2.7kg | 約385×135 | 約22秒 | 4~6m |
| HK1-WF 他 | キティちゃん | HATSUTA | 強化液(アルカリ性) | 約2.7kg | 約385×135 | 約22秒 | 4~6m |
「中性強化液」と「アルカリ性強化液」の違いって?
粉末よりも掃除が楽な強化液タイプですが、薬剤には 「中性」 と「アルカリ性」 の2種類があります。どちらも初期消火には十分で、違いは主に使った後の扱いやすさです。
- 中性強化液 → 家具や床を傷めにくく、後片付けがいちばん簡単。
- アルカリ性強化液 → 素材によっては影響が出ることがあるため、使用後はしっかり水で流す必要があります。
では実際に、使用後に影響が出やすい素材の例をいくつかご紹介します。
- 金属(特にアルミ・鉄) → 変色や腐食を起こすことがある
- 木材の無垢材・フローリング → 変色することがある
- 塗装面・家具の表面 → 塗装が傷む場合がある
- 革・布製品 → シミや変色の原因になることがある
どちらも粉末タイプより掃除は楽ですが、迷ったら中性の方がより安心。家具や床への影響が少なく、使用後の片付けも簡単です。
おわりに
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
消火器も、いまは暮らしに寄り添うデザインや性能が増えてきました。ご自宅のスタイルや使う場面に合わせて、安心できる1本を選んでみてくださいね。
よろしければこちらの記事も参考にして下さい。


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